その街の子ども 劇場版
- 出版社/メーカー: トランスフォーマー
- 発売日: 2011/06/03
- メディア: DVD
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評判通り素晴らしかった。
描かれている事で自分が一番思い当たったのは「カイジ」の鉄骨渡りあたりの話かなあ…。
「人そのものが希望なんだ…っ!」っていうね。
この映画脚本が良くできていて、終盤ぐらいになると「なら、なんでここにおんねん」や「この、革靴でどれだけ歩いたと思ってんねん…」等の小さな台詞が物凄い厚みと重みを持ってくる。
台詞だけでなく、夜の街をあくまで「他人」の距離を保ったまま二人が歩く事がそのまま人生のメタファーになっているように見えて、そこも感動的。
個人的にキャラの抱える葛藤を本人達が分かりやすく把握しすぎじゃないか、もっと漠然としたものであっても…と思ったけどそれはないものねだりな気がしたので(・ε・)キニシナイ!!
今となっては次のデカい地震は80年後か100年後云々の台詞はちょっと「一理あるが納得できない台詞」にはとれなかったな…。