続・愛と誠
- 出版社/メーカー: SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)
- 発売日: 2012/04/25
- メディア: DVD
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原作に忠実にやっているからか、「愛と誠」の映画化作品を観られたという満足感は大きい。
これは今年公開の三池版には全く無かったものだ。
俳優の演技が野暮ったかったりするものの、キャラクターは別物にはなっておらず、原作においても重要な拷問シーンは胸に迫るものがあった。早乙女愛は気が狂ってるけどバカとしては描かれてないし、多岐川裕美の高原由紀は凄く高原由紀だったし、ここはとても良い部分だと思う。(ちなみに岩清水は出てこない)
原作ではさほど効果的に感じられなかったツルゲーネフ「初恋」の引用もお話的な厚みをもたらすようになっていた。