『世界にひとつのプレイブック』

正負込みでの人々の描き方に愛を感じる。こういう映画は嫌いになれない。
ティファニーの改装された部屋でのダンスレッスン、あの幸福感といったら!
部屋に鏡がある事で見えて無かったもの(主に自分)がクリアに見えている等、部屋の内装を活かした演出もさりげなくも効いている。

若干ハッピーエンドに無理矢理な感があるのは否めないし、実際の躁うつ病に関してどこか無神経な部分があったりしそうなものだが、差し当たりぼくは気にならなかった。
丁度同時期に話題作期待作がたくさん公開する都合で劇場で見返す事はできないがソフトが出たらまた観たいな。
俳優陣も文句無しに良かった。今年のベスト候補の一本。