私の優しくない先輩





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監督 山本寛

ストーリー:九州の片隅にある小さな島・火蜥蜴島の女子高生・西表耶麻子(川島海荷)の悩みは、大好きな南先輩(入江甚儀)に告白できずにいること。何度も書き直したラブレターは、ポケットの中に入ったままだった。そんな中、ラブレターの存在を知ったクサくてキモくてウザイ不破先輩(金田哲)が、耶麻子を手助けすることに……。



2010年僕の中でブッチ切りのワースト映画!



本当にはらわたが煮えくり返った作品だったのですが、

その後観た同監督のアニメーション「フラクタル」も相当に酷く

フラクタルに比べればこの映画もマシだったのかも…」と再度観たのですが…

ごめんなさい、30分ももたなかった。

いや、本当に嫌いな映画って全部観ることすら叶わないんだね…



もう作品全体から滲み出てくる

監督の「どう?ショボいでしょ?あえてやってるんですよ」アピールが鬱陶しくてしょうが無い

作品の構造上「あえて」ショボく見せる所が多いのは分かりますが

その構造に作品が甘えてしまっていて、そこがイライラさせれるんです

「木の葉を隠すなら森の中」とばかりに、言ってみれば監督の「逃げ」の姿勢が強く刻印されている作品であり、僕は全く好きになれません。

作品のテーマ的にも僕の人生にかするような所は一つもなく

考えとして「それは面白い!」と唸る所もありません。

要するに薄っぺらいでつまんないんですよ


細かいディティールの突っ込みをしようとすると頭がガンガンしてくるためそれは控えます

ただ、最初の30分近くしか見られなかった二度目の鑑賞で思い出せたのは

台詞も良くないですね、この映画

前半での「実写男!」とか作品のテーマ的な狙いが明け透け過ぎて本当にゲンナリしましたよ



ヤマカンの作品ってキャリアを追う毎に作品の狙いにエンターテイメント性が蔑ろにされて、

結果どんどんダメになっていってる気がするのだが…

なんていうか…本当頑張って下さい…