モテキ1巻
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2010/11/26
- メディア: DVD
- 購入: 7人 クリック: 165回
- この商品を含むブログ (88件) を見る
なんでこのドラマの評価が高いのか、少なくとも現時点では分からなかった。
原作の漫画は結構楽しく読んだし、身につまされる部分も多かったんだけど、なんでこうも違うのか…。
ある意味忠実に漫画をドラマに置き換えていると言える。
でも、原作では気にならなかったサブカル的な漫画、音楽、映画ネタや心情のナレーション、いつか役に満島ひかりをキャスティングする等のサービスがこっちの神経を逆撫でしてくる。
この逆撫でがまずもって不快だし、全体がバブリーでチャラチャラしているように見えるので、(表面的には)自分と重なる部分の多い主人公の右往左往が心底どうでもいい。
主人公の、そしてこの主な視聴者であろう逃げ腰の男(イコール僕ですよ!)の肥大したプライドや孤独という根っこであるはずの部分が切実に描かれないのがつまらない。
そこには描く対象に対する作り手の共感や反発もさほど見られない。
「あれだろ?お前はコレコレこういう音楽が好きで、上から目線のブログ書いちゃったりしてんだろ?」っていうね…
「悪意たっぷりに描く」ことと「上から目線」は別物だと思うし、上から目線はお互い様だと思うのですよ…。
色々偉そうな事を書いたけど、上記の事はないものねだりかもしれないし、こういう作品に多くを求めず「いいよね、モテキ」っていうのがモテる秘訣なのかもな!