恋とニュースのつくり方

恋とニュースのつくり方 ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]

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もうね…「モテキ」に比べれば最高ですよ…
(特に主演のレイチェル・マクアダムズがそうなんだけど)コミカルな演技ながらそれぞれ魅力的に立っていて、笑わせてくれる部分もかなり多かったし、(ハリソン・フォード含め)全員キュート。
発しているメッセージも「今の立ち位置を無視して理想ばっかりに囚われるな!今目の前にある仕事を全力でやり切って結果を出しましょう!」という正しいし、悪い気はしないもの。


話上「デイブレイク」のスタッフにもっとチーム感を(それこそ「軽いやりとり」を増やして)押し出しても良かったかな、と思ったけどそれじゃ話に対して尺が伸びすぎる恐れがあるのでそこは流せる。


ラストは「それ、仲間意識っていうより依存じゃね?キャリアを積む事も大事よ?仲間だからこそ引き止める事はするべきじゃないのでは…」ってちょっと思ったけど、まあ、ここはいちゃもんな気もするし、そもそもこの手のお話の定型に沿っているだけなのでそこも流せる。


飛び抜けた傑作という感じではないが、多少足りない所を全然流せるぐらいの愛嬌もある。
(「コクリコ坂から」の時もそうだったけど、こういうキュートな映画を作る時に愛嬌ってほんと大切だね…)
映画館で1800円払って観ても十分に得した気分になる作品。


ただボカァ邦題は感心しませんな!
まず、「恋とニュースのつくり方」って本編に関係あるようでないしね!
そういうハウトゥ映画じゃないよねこれ!

ラストカットも朝日で終わってるんだから原題の「モーニング・グローリー」しかないでしょうに!


まあ、このタイトルで女性客呼び込もうとしてるんでしょうが、これで男性客が観に来なくなってたとしたら本当に残念だし、何よりこの「恋とニュースのつくり方」ってタイトルに若干の女性をバカにしてる感を感じるのは俺だけかな?世の女性はそんな四六時中恋のことばっかり考えてるわけじゃない…よね?


映画自体は良かっただけにこの邦題は何か嫌だなー。興行が厳しいのも分かるけどもうちょっと何とかならんのかな、と思います。